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テラゾーの研磨

テラゾーとは人造石の一種で、「Terrazzo」(テラッツォ)をローマ字読みにしたものです。コンクリートに用いるような粗骨材、大理石の破片などの天然石材(種石と呼ばれます)をボンドで固着したタイプの素材で、キッチンから床材など様々な建材に使われています。コンクリートのように現地で混ぜられることもあります。こうしたものは現場テラゾーとも呼ばれます。テラゾーには固着材の種類から、エポキシ樹脂系のものと、セメント系の2系統が主流となっており、それぞれ異なる特性を持つため、用途によって使い分けられています。

今日、建材として使われる石材には天然石材以外にこうした人造石がありますが、製品によっては天然石の見分けが付きにくい精巧なものもあります。元々はイタリアのベネツィアで発明されたもので、粗骨材を固めるためのボンドによってレジン、セメントの2系統があります。

レジンテラゾー
天然石のチップを樹脂で固めたもの。樹脂にはアクリル、エポキシ、ポリエステル等が使われます。使われている石材のチップが大きく、チップとして使われる石材には、御影石、大理石、サンドストーン(砂岩)、ライムストーン、安山岩、凝灰岩などがあります。
セメントテラゾー
細かく砕いた天然石のチップをカラーセメントで固めたもので、レジンよりも硬く仕上がります。セメントを用いているため、ガラス質の結晶によって結合されており、コンクリートに近い材質になっています。

テラゾーは天然石材を用いた独特なデザインを持つため、内装材としてよく使われますが、現場テラゾーに代表されるように、施工現場にあわせた形状がその場で作ることができるという利点もあります。

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